「まんまる寝子」の話のわっか

　

　先週の日曜日、２月２５日ですね。
　朝９：００頃、展示会に行く準備をしていると、電話が・・・

　「はい。」
　「○○動物病院だけれど・・・」
　「はい。」
　「猫、だめだったよ・・・」
　「えっ・・・」

　展示会に行く前に
　病院に寄って、様子を見てから
　と、思っていた矢先の事でした。

　金曜日に様子を見に行った時には
　ほんの少しでも数値が改善されていて
　具合も良さそうだったので
　とにかく、1日留守にする日曜日までは
　病院にお世話になろうと、考えていました。

　その後、すぐに家族１を引き取りに向かいました。
　診察台の上に置かれた、小さな箱の中で
　いつもの様に眠っているだけに見えました。
　亡き骸の傍に、ピンクの可愛らしいお花が添えられていました。

　お花、好きだったものね・・・
　よかったね・・・

　「どうしても、食欲回復しなかったからねぇ・・・
　　食べてくれない事には、薬も飲めないし・・・」
　「ほんとに、急に食欲無くなって・・・」
　
　そんなとりとめのない話をしたと思います。

　しばらく、うちで、家族２・３にお別れをして
　実家に行きました。
　彼女にとっても実家です。
　父の仏前に連れて行って、ご挨拶。

　「よろしくね・・・」

　母と叔母と私と、実家の猫と
　まるでほんとのお通夜の様に
　家族１の話を、永遠に続くんじゃないかと思う程
　ひたすら話しました。

　夕方、３人で、ペット専用の葬祭場に行き
　家族１を預けて来ました。
　あの時の気持ちは、一生忘れる事が出来ないと思います。

　次の日、仕事の後、集骨に行って来ました。
　ち～っちゃなのと、中くらいのと
　２種類の骨壷が置かれていて
　
　「小さな方でも入りますが、
　　つぶしたくないようでしたら大きい方で。」
　という事でしたので、大きい方を・・・

　

　彼女の好きな場所の1つだった
　ポットの横に、座っています。
　あったかいんですね。

　うちの、永久欠番１番。
　名前は、「てけ」と言います。